創業1659年(万治2年)、徳川4代将軍家綱の時代。江戸時代、灘の酒は、それまでの主産地「伊丹」に代わり、スッキリとした辛口の味わいが江戸の人々に愛され、急速に発展しました。その辛口の味わいを醸し上げたのが、灘で生まれた「生もとづくり」という技法です。「生もとづくり」は蒸し米・麹・宮水を丹念にすり合わせ、自然の乳酸菌の力を借りながらじっくり時間をかけて力強く優良な酵母を育む技法で、「生もとづくり」で醸した酒は、キレ味とふくらみのある辛口の酒となります。
現在、ほとんどの酒蔵が後世に編み出された簡便な酒造りを行う中、「菊正宗」は今なお丹波杜氏秘伝の「生もとづくり」を継承しています。